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発病しないための試み。
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先に述べた認識のゲシュタルト的性質に関する
具体的資料をここに紹介したいと思う。

音楽の基本的体験というものは(どんな基本的体験でも同じだが)ホリスティックあるいはゲシュタルト的性質をもっている。それを痛切に感じたのは、もう何年も前、友人がジャズについて教えてほしいと頼んできたときのことだ。頼みを聞き入れた私は、いっしょにレコードを聴きながら、その曲について話し合う事にした。曲の途中で、アルトサックスの音を聞いてみてとか、ベースの音を聞いて、トロンボーンに耳を傾けて、と指示をする。ところが友人は、それぞれの楽器が弾いているメロディーを聞き分けることが出来なかった。まして、そのメロディーラインについて私が指摘していたポイントなど、分るはずもなかった。友人は曲全体の感じはとらえることはできたが、それをいくつもの楽器が演奏する音に分け、別々に認識するのは難しかったようだ。—略—
大脳新皮質には、韻律の整ったものも整わないものも含め、リズム、音色、休止、メロディーの形状、ハーモニーを感知するような特化された領域がある。ところが音楽のこれらの要素を他の要素と区別してはっきり聴き分け、また自分でコントロールできるようになるためには、特別な文化的「チューニング」が必要だ。文化的進化の長いプロセスを経てはじめて、リズム、メロディー、ハーモニーのコントロールをはっきり区別できるようになる。(音楽する脳/ウィリアム・ベンソンより)

ゲシュタルトという概念は今後、このブログでも重要となると思われ、
しかも以外と知られていない、知っていても理解が不十分ともおもわれるので、
考察してみた。
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