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発病しないための試み。
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足早に、個展の紹介をしませう。(笑)


先日、かねてからネット上で親しくさせてもらっている、
画家の個展にいった。

私が抽象絵画に開眼し体験することで、
絵画というものを本当の意味で理解し始めたのは、
もう30年も前だが、実は私は長い間、
最近の絵についてはある種の失望感をもっていたので、
展覧会というものから足が遠退いていた。

しかし、彼女と出会う事を切っ掛けとして、
絵画や美術、芸術に対して意識が変わってきた。

私は自分で言うのもなんだが、けなす事もあまりないが、
(人の事ばかり言えないもんね。W)
褒める事も滅多にない、辛口鑑賞者だと思っている。

それが、本気で褒めたくなる絵に、贅沢な私の鑑賞眼に耐えうる絵に、
(身近に)出会えたのだから、嬉しいことこの上ない。

彼女の絵は、抽象でも具象でもない、
あるいはまた、抽象でも具象でもある絵、なのだと思う。

彼女によって捉えられた、その植物系と流体凍結からなる、
稜線を思わせる形状の交流運動が心地よい。
(なんだかよくわからん表現になってしまった。W)

開催期間終了間近でもあるので、手短に紹介してみた。

今回は、会場の方も、外からの光が差し込む、開放的な空間で、
畳があって、これまた心地よいので絵の好きな方は、是非に行かれたし。
じくっり楽しむ事ができるのではないだろうか。

及川聡子展 「薄氷」  絹に描く1

数寄和大津  
滋賀県大津市神領3-2-1 TEL 077-547-3209
2010/3/13(土)〜 3/22(月・祝) 火休
11:00〜 18:00
http://www.sukiwa.net/otsu/index.html

[ 作家HP ]
http://www11.plala.or.jp/utata/satoko/


体調崩すわ、仕事は忙しいわで…、やっと書く時間がとれたなぁ…。
 

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ありがとうございます 2010/03/22 11:53
この度はお忙しい中をご来場いただき、またこのようなご紹介もしていただいて感謝いたしております。
「植物系と流体凍結からなる、稜線を思わせる形状の交流運動」という表現、すてきです!そうなんです。私が目指している目標のひとつはまさに「形状の交流運動」なのかもしれません。
今回の展覧会を雑誌に取り上げていただけることになり、出品作品それぞれについて自分でコメントをまとめなければいけないのですが、memeさんに言語化のヒントをいただいたように思います。ありがとうございます。
体調いかがですか。お忙しい毎日、お身体、ご自愛下さい。
聡子 EDIT
Re:ありがとうございます 2010/03/24 00:59
聡子さん。
コメントありがとうございます。
苦しまぎれの言葉ではありますが、
お役に立てて光栄です。
しかしながら、何かを言い表そうとして、
苦闘した言葉には違いありません。

ともすれば、芸術とは人の情念とでも言うような、
感情のほとばしりに依拠しながら達成される、
相互交流・共感であることが多い。

しかし、われわれの感ずるところは、
そのような人の価値観や倫理の介入する場所とは違い、
あるいはそれを通り抜けたところの、
自然というもに総称される、生命一般の来歴の現れとしての、
姿カタチにたいするある種の大いなる(深い)共感に
由来するものではないのだろうか、などと考え始めているところです。

体調不慮は実は、あの時の二日酔いが発端かもしれません。(笑)
他の作家の方々と話す機会もできて、
学生の頃に舞い戻ったようで、
とても楽しかったです。ありがとうございました。
おげんきぃ?! 2010/03/22 22:04
お久しぶりです。
お互いに頗る忙しかった様子ですが、体調は大事です。
ご油断召さるな。。。

作家はやはり聡子さんでしたね。
ずいぶんと以前にmemeさんが、載せておられたと記憶しています。

いずこかの足元の図柄が動いて見えるイベント会場の、足元のガラを想像していたことが有りましたが、聡子さんの創っておられる世界もなんとなく・・同じような動きを感じます。
少しは陶酔?!できる作家とその作品に出会えてよかったですね。
想ちゃん EDIT
Re:おげんきぃ?! 2010/03/24 01:33
想ちゃん。
お久しぶりです。

>いずこかの足元の図柄

実は、これとほぼ同じものを偶然見つけておりました。これです!?
http://www.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/
すごいでしょう。目が回るでしょう!!くらくらするでしょう。

こんなものは、アートではないと思うんですよね。

私らは、陶酔を求めてはいないのです。

でも、聡子さんの絵には、確かに動きはあって、
細部の相互作用が、全体の動きに連動され、
さらに画面から外へと流れ出している、感じを与える。
他の、作家の方もそう言った感想を漏らしていた。
それが、僕には暗黙知の階層構造を彷彿させ、
面白いと思わせる、要因にもなっている。
あっすいません。栗本コミュの人じゃなかったですね。(苦笑)
まぁ、派手さはないですけどね。(笑)
その必要もないし。派手になると先の錯視絵みたいになるんでしょうね…。

おきればせ。。。 2010/04/05 19:40
絵とかそれらのアートって繊細ですね。

勉強に為ります。
ちなみに、ぐるぐるの図柄と聡子さんの作品が同じだと思っているのではないので、安心してください。

何かしらの感動が今までとは違うものだったり、全くのお初の感動だったりすると、嬉しかったりするのですが、それと似た感じなのかなあ?!


想ちゃん EDIT
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