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発病しないための試み。
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日本人は、日本画等に見られる伝統美術工芸品における
象徴的ともいえる日本人のもつ二次元変換力にもっと注目すべきだと思う。

私が二次元変換力に思い至ったのは、実はマンガです。
洋画を学んだ目から見れば、マンガはデフォルメに満ちていた。
例えば少女マンガのあのキラキラの目。
洋画を学ぶまではそれほど疑問を感じなかったのに、洋画の目になったとたんに奇異に思えて仕方なくなった。
けれども、違う場面ではマンガにしか見られない動きを表す線や、心理描写を表すがごとき背景描写などには、稚拙に感じる部分もあるのだけれど、逆に感心させられるところがあることに思い至った。そこから、ハタと気が着いたんです。日本人には独特のデフォルメがあるのではないか、いやもっと言って、独特の見え方をしているのではないかと。
そう思って、伝統的な世界に目をむけて見ると、抽象絵画という二次元変換過程を通過した目には、いたく合点がいくのでありました。
近頃、スーパーフラットなる概念を用いて文脈形成する動向もありますが、私の理解はそのような意図的解釈によるものではなく、それを知る以前、あるいはそれらの動向以前から素朴に感じ取られていたものです。
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無題 2007/08/22 22:40
抽象絵画、と言う言葉は海外から入ったものを日本語にした訳ですが、日本絵画にはもともとこの「抽象」という概念がなかったとも聞きます。それは抽象化するのが普通だったからだそうです。あえて、抽象と呼ぶ必要もなく、そのように見、そのように描いていたのでしょうね。
聡子 EDIT
無題 2007/08/23 00:48
知人が誰も書き込んでくれない中で、
はじめてのコメントありがとうございます。
うれしゅ〜ございます。

これ、実はそちらにコメントしかけたものだったのですが、
わかりました?(笑)

>抽象化するのが普通だった
とはまことに、その通りに思います。
抽象化の一つの極点が、モンドリアンだとも思いますが、
それが日本(建築)的に見えるのもそこらあたりにあるのだと思います。
他にも、形がハッキリしないようなものの、描き方がおもしろい。
雲や、炎や、波が顕著だろうか。
だいたい、抽象化というのがしっくり来ない。
そう呼ばれているから、とりあえず使っているだけという気もする。
時間の空間化とか、述語的(心理的)側面の造形化、
っていう言い方も出来るのではないか。
本当は、洋画のあのような平面におけるイリュージョンとしての
空間表現のほうが、実は特異(異常)なのではないかとさえ思っています。
もっと書きたいのだけれど…。
ああ、眠たくなって来たので、これにて失礼します。
おお、眠たい〜、思考力が落ちて来た。
本人 EDIT
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